キャッシュレスによる事業者へのデメリットって?
今の時代、買い物や支払いがどんどんキャッシュレス化していますね。
現金が無くてもスマホやカードで楽々支払いが出来たり
サービスによってはポイントがもらえて支払いに使えたりと
とても便利なサービスです。
もちろん事業者側、つまりお店にもメリットがあります。
キャッシュレスを導入する事で新しいお客さんが増えたり
お金の管理のミスが減ったりと、サービスが拡大出来ます。
ですがその裏で思わぬデメリットもあります。
- お金に関するデメリット
- 作業に関するデメリット
- その他のデメリット
の3つに分けてお話します。
便利なものの裏には何かしらデメリットがありがちですが
デメリットの影響がどの様なものかご紹介します。
キャッシュレスによる事業者へのデメリット3つを解説!
・お金に関するデメリット
ではお店側がキャッシュレスを導入しようとする時
何からすればいいんでしょうか?
そもそもキャッシュレスと一口に言っても、色々な種類があるんです。
主に使うのは
『クレジットカード』、『電子マネー』、『QRコード』の3つでしょう。
それぞれの詳しい説明はしませんが、各支払い方法によって準備するべきものが違います。
『カード』と『電子マネー』の場合、決済用の端末とスマホやタブレットが必要です。
決済用端末は機種によって値段は変わりますが、
安いもので2万円、最新機種で10万円ほどします。スマホやタブレットも同じです。
ただ決済用端末は月額無料のものも多いですが、
スマホやタブレットは月額料金がかかるので事前に調べておきましょう。
次にネット回線の通信費です。
今やスマホで決済する人が増えているので
お店の中に安定した回線が必要です。
そのためWi-Fiなどの契約で月額数千円が必要です。
そして最後に決済手数料です。
これは決済代行サービスをしている会社に支払うもので、
現在その多くが決済手数料を3.24%にしています。
例えば月100万円のキャッシュレス決済があったとしたら
月に32,400円は決済手数料として代行会社に支払う必要があります。
もちろん現金支払いの分は関係ありませんが、
こう言った手数料があるのを知っておいた方がいいでしょう。
・作業に関するデメリット
キャッシュレスを導入する前にしておきたい事は、従業員への説明と教育です。
端末の操作方法や決済の手順など、レジを扱う従業員は覚えなければなりません。
マニュアルをレジに置いておくのは効果的ですが、
キャッシュレス決済を使う消費者はスピード感を求めている場合が多いです。
あまりレジでもたもたしてしまうと、
不満を感じてしまうかもしれません。
中には消費者からキャッシュレスについて説明してほしいと言われるパターンもあり得るでしょう。
そんな時『ネットで調べて下さい』は通用しません。
従業員に事前に内容をしっかり覚えてもらう事も重要ですね。
・管理に関するデメリット
次に管理です。
今まで現金の管理だけで済んでいたものが、
いきなりキャッシュレスとの二重管理になります。
もしそれぞれで誤差や不足が発生した場合、作業時間が長くなってしまう場合があります。
その他のキャッシュレスによる事業者へのデメリット
まず災害時に使えない場合があります。
ネットに障害がある様な災害だとキャッシュレスが使えなくなるので、
現金にも対応できる様にしておく必要があります。
次に詐欺への注意です。
これはQRコード決済のパターンですが、
店が用意したQRコードが書かれた紙に別のコードが書かれた紙を貼り付け、
消費者を騙して決済を奪ってしまう手口です。
現金と違い消費者だけで完結してしまう決済方法が多いので、
店側の監視が甘くなる事につけ込んだ犯行です。
キャッシュレスを導入する時は、こういったセキュリティ面も注意したいですね。
まとめ
もしキャッシュレスを導入しようとしてる方には、
デメリットをお伝えする事で冷静に考える機会が出来るかもしれません。
もちろんメリットもたくさんあるので、
あなたに合ったキャッシュレスを選んでみて下さい。
新しい発見があるかもしれませんよ。