卵を常温に戻すのはなぜ?どのくらいの間置いておけばいいの? 

たべもの
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卵を常温に戻すのはなぜ?どのくらいの間置いておけばいいの?

お菓子作りの本を読むと、

よく『卵を常温に戻しましょう』と書かれています。

冷蔵庫から出したてのひえひえじゃ何がダメなの?って、

お菓子作りをされる方なら

一度は疑問に思ったことがあるのではないでしょうか。

卵を常温に戻すのはちゃんとした理由があるのですよ。

今回は卵を常温に戻す理由と、そのときのポイントをお伝えします。

卵を常温に戻すのは、お菓子作りをスムーズにさせるため

手作りお菓子の多くは、

室温の高いときのほうがうまくいく傾向にあります。

真夏のような暑すぎる時期は例外ですが、

室温がガクンと下がる冬よりも

ある程度の温度を保てる春や秋のほうが、

お菓子がふっくら仕上がります。

ひえひえの卵を生地に混ぜ込んだ場合、

その他の材料は急激に冷えてしまうことになります。

その結果分離してしまうことも

バターを多く使うお菓子は特に注意が必要です。

パウンドケーキやクッキーがその代表例です。

どのくらいの間何をすればいいの?

卵を常温に戻すのは簡単。

お菓子作りをしようと思ったら、

一番に冷蔵庫から卵を出しておきましょう。

他の材料を用意したり分量を量ったりするうちに、

だんだんと常温に戻ります。

卵の温度を測ることは、

お菓子の本に記載でもないかぎり必要ありません。

ただ気をつけてほしいことがあります。

冷蔵庫から出した卵はとっても冷えている状態です。

卵の周りの空気を冷やし、水の状態変化『凝縮』を起こします。

言ってしまえば、卵に水滴がついてしまうのです。

そこで問題なのが、サルモネラ菌

卵の表面に水滴がつくと、

目には見えない卵の殻の細かい穴を通って、

内部にサルモネラ菌が侵入してしまいます。

ですので、

常温に戻す過程で水滴に気づいたら、

速やかに拭きとりましょう。

私はお菓子作りに卵を使うときは、

必ずペーパータオルをしいてさっと拭けるようにしています。

卵を触って、ひやっとしなければ準備完了。

お菓子作りをはじめてOKです。

目安としては、

冬なら長めに1時間、夏なら早めに30分くらいでしょうか。

室温によって前後するので、卵を実際に触って判断してください。

何時間も卵をそのまま放置したり、

常温に戻した卵をまた冷蔵庫に戻すといった行為はやめましょう。

腐りやすくなってしまいます。

まとめ

卵のパワーがしっかり発揮できるよう、

ひと手間かけてあげましょう。

常温に戻すというたったこれだけのひと手間で、

お菓子作りがレベルアップができます。

常温にした卵で失敗しないクッキー作りをしたいならこちらをご覧ください。↓↓↓

夏によくあるバターを溶かしすぎ。

そんな時あなたはどうしますか?

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