勘違いしてない!?企業が欲しいコミュニケーション能力とアピールポイント☆
よく『コミュニケーション能力』という言葉を聞きますが、
中には間違って認識している人も多いようです。
私は就職活動の時これを長所として言っていて面接に落ちた経験があります。
その時は何故落ちたのか理解できませんでしたが、後でちゃんと調べて納得しました。
ではコミュニケーション能力とは一体どんなものなんでしょうか。
一般的には『他者と意思疎通を円滑に図るための能力』とされています。
少し難しく聞こえるかもしれませんが、要するに他の人に対して
- 伝える
- 受け取る
- 非言語 (表情、声のトーン)
というのがどれだけ出来ているかを表しています。
つまり、『話すことが好き=コミュニケーション能力が高い』というわけではありません。
今回は人事関連の仕事をしていた友人から聞いたエピソードも交えながら、
どんなコミュニケーション能力が求められているのかをご紹介します。
面接で言ってしまうと落とされる!?コミュニケーション能力のアピールポイントはココ!
先程も書きましたが、私も就活の時にコミュニケーション能力を長所としてアピールして何社も不採用になってしまった事があります。
『私は人と話す事が好きで、誰とでもすぐ打ち解ける事が出来ます。』
『クラスや部活のムードメーカー的存在でした。』
まさに面接あるあるな答えです。
今思えば本当に弱いエピソードだったなと思います。
実際、人事部の友人からも同じ事を言われました。
この様なアピールをする人は多く、そのほとんどが採用リストに入らないそうです。
ただ企業側が『コミュニケーション能力が高い人材』を求めているのは事実です。
企業向けのアンケートで、
『新卒に求める要素、能力』で毎年1位に選ばれるのがコミュニケーション能力です。
しかし、『会社の人と仲良く出来そうな人』が企業が求める人材だと思いますか?
もちろんそれも大事です。しかし当たり前の事でもあります。
ほとんどの会社は、顧客や取引先とビジネスをします。
つまり会社以外の人達の心を掴めそうな人が企業が欲しがる人材です。
例えば、
『海外留学の経験があり、現地のクラブ活動で賞を取った』
『アルバイトでお客様からたくさん感謝の手紙を貰い、店で表彰された』
先程のエピソードと比べていかがでしょうか?
もちろん面接官はこのアピール1つで合否を決めませんが、
どういう努力の差があるか一文でわかってしまいますよね。
学校や部活などの限られたコミュニティ以外でのエピソードを面接官は求めています。
そこにあなたのコミュニケーション能力のアピールポイントがあるんです。
コミュニケーション能力はアピールしない方がいい!?
とは言え皆さん全員が先程の様なエピソードを持っているわけではありません。
実際私も紹介した立場ですが、
コミュニケーション能力をアピール出来るインパクトのあるエピソードはありませんでした。
そもそも最初にコミュニケーション能力は『伝える』『受け取る』『非言語』の3つの要素が
あるとご紹介しました。
これらは、あなたの面接での話し方や表情で面接官に十分伝わっています。
なので必ずしも自分から『コミュニケーション能力が高いです』と言わなくていいんです。
ほとんどの面接は質問に答えたり、企業に質問して答えてもらういわゆる『会話』です。
そしてあなたの会話の相手は、恐らく初対面の人ですよね。
その初対面の相手にどこまでうまく会話が出来て、
自分の思いを伝えられるかが面接の大きなポイントです。
そして相手は人を見るプロです。
あなたにコミュニケーション能力があるかどうかは
ほんの数分の会話で判断出来てしまいます。
つまり面接官が質問をする時は、その内容と同時に
- 伝える=相手にわかりやすく正確に質問に答える
- 受け取る=質問の意図を理解したり、質問をして情報を得ようとする
- 非言語=話す時の表情や目線、声のトーン
を見ています。自分からアピールしなくても
他の事を話している間に自然と相手に伝わっていますよ。
まとめ
コミュニケーション能力という言葉は、
自分から言わなくても相手に伝わるものです。
それよりも、
あなただけのアピールポイントや企業への思いをたくさん話した方が間違いなく効果的です。
もしあなたの周りに『自分はコミュニケーション能力が高い』と言っている人がいたら、
『どうしてそう思うの?』と聞いてみてください。
今日ご紹介した話により納得できるはずですよ。