子育てで必ず通る「叱り方」!現役保育士からのアドバイス

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子育てで必ず通る「叱り方」!現役保育士からのアドバイス

子どもがする「またか」にイライラしてしまっていませんか?

・朝の忙しい時間になかなか着替えてくれない。

・ご飯、お茶をこぼす。

・一生懸命作ったご飯を食べてくれない。

・おもちゃを散らかす。そして片付けない。

・さわって欲しくないものに限って触ろうとする。etc…

「子どもが全然言うことを聞かない!!~子育てのイライラが止まらないパパママへ~」

の記事とも通ずる内容になりますが、

こんな時の子どもの叱り方に悩んだことはないですか?

もしかすると、今まさに考えているところかも知れません。

この記事では、子どものためにどう叱ればいいのかについて、お話ししようと思います。

「叱る」と「怒る」の明確な違いとは?

「叱る」と混同されがちな言葉に「怒る」という言葉があります。

「言うこと聞かないなら怒るよ」

「うちの子が悪いことをしていたら叱ってやってください」

「うちの上司、ホントに怒りっぽい人で・・・」etc…

叱り方の前に、この「叱る」と「怒る」の違いを明確にしておきましょう。

「叱る」という言葉。

そこには冷静さや相手を思う気持ちがあります。

相手が子どもであれ、大人であれ、

相手の成長を思い、よりよい方向へ導くこと。それが「叱る」。

怒る」という言葉。

そこには苛立ちが何より先行しています。

相手が子どもであれ、大人であれ、

自分の苛立ちを感情として相手にぶつけること。それが「怒る」

気づけば「怒っていた」ことはありますが、

気づけば「叱っていた」ということはありません。

「叱り方」という言葉はありますが、

「怒り方」という言葉はありません。

叱るのは難しい ↔️ 怒るのは簡単

叱る方が楽 ↔️ 怒る方が疲れる

冷静に叱れたら後味がいい ↔️ 感情的に怒ったら後味が悪い

あなたの為にも、相手のためにも、叱る方がいい選択ですよね♪

ただ言葉を知るだけでなく、普段の自分がどっちになっているか、

冷静なときに振り返ってみてください。

ちなみに、、、

「先生に怒られるよ」という言うことのきかせ方。

保育士として切に願います、、、この表現はやめてください。。。

今はそれで言うことをきくかもしれませんが、

子どもが自分でしっかり考えられるようになったとき、

「じゃあ怒られなかったらやってもいいんだ」

「よし、見つからないようにやろう」

と屁理屈じみたことを言われても仕方ありません。

怒られるからではなく、

「危険だから」や「人の迷惑になるから」など、

他に本当の理由があるはずです。

そこを根気よく伝えていってあげてくださいね。

子どもの効果的な叱り方!怒るから叱るにシフトするのが◎

叱り方には、

・短い言葉で端的に

・その場ですぐに叱る

・人格を否定せず、事柄を否定する

・過去の話は持ち出さない

・目を見て静かなトーンで話す

など、ハウツー的な意識すべきポイント、コツがいくつかあります。

ただ、この辺は「子ども 叱り方」などのワードで検索すればいくらでも出てきます。

恐らく多くの人は、「わかっちゃいるけど怒っちゃう」という状態なのだと思います。

ここでは、具体的な叱り方というよりは、

「どうやったら怒らずに叱るの方にシフトできるのか」にフォーカスしたいと思います。

①ここは(しつけとして)譲れないポイントを決めておく

ここが定まっていないと、

大人目線では、感情的に怒るときと冷静に叱るときがわかれてしまったり、

子ども目線では、昨日は許されたけど今日は叱られたなど、子どもの混乱に繋がります。

その時の大人の感情で子どもへの対応がバラバラになってしまうんですね。

※こう書くと例外を作ってはいけないと思われるかもしれませんが、

 あくまでも基本的な対応はブレない方がいいということです。

 誕生日だから甘えさせてあげるなど、「今日は特別」感は子どもは大好きです^^

 特別だということをきちんとつたえてあげると、子どもも安心してわがままが言えます♪

そしてこのポイントは、子どもの混乱を防ぐ為にも、子育て観を共有するためにも、

一緒に子育てをするパートナーと是非話し合ってください。

私個人としては、

「命に関わるような危険なことをしたとき」

「周囲の人の迷惑になることをしたとき」

厳しく叱るようにしています。

②MAXが100の叱り方。

これは「目を見て静かなトーンで」を意識する為の考え方です。

よく見かけるのが、子どもがテンションMAXではしゃいで、大人のいうことを聞かないときに

それ以上の大きな声で「いい加減にしなさい!」と制止する場面。

「90(子ども)+90(大人)=180」という状態です。

このオーバーした80は子どもに伝わっていません。

「90(子ども)ー80(オーバー)=10」

つまり子どもには10%しか頭に残らないということです。

これではいつも同じことを言わざるをえませんね。

「はぁ、またか、、、」という負のスパイラルです。

大人のテンションを10に落としてみましょう。

「90(子ども)+10(大人)=100」

「90(子ども)-0(オーバー)=90」

つまり、こどもには90%が自分の中に落とせたということです。

まとめ

数値はイメージしやすいようにつけた、あくまでも例えの数値ですが

大人が落ち着いた空気をつくり

子どものフワついた気持ちをどれだけ地につけられるかがポイントです。

冷静な今、普段の自分を是非振り替えってみてくださいね。