子育てのイライラも解消!!現役保育士が教える疲れ知らずの手抜き遊び!②
子どもと遊ぶのって体力・気力・忍耐力がいるし、
正直なところ結構しんどいものですよね。
子どもを可愛いと思う気持ちに嘘はなくとも、
家事や仕事で疲れている時なんて、なおさらです。
そんな子育てに疲れたパパママに朗報!!
大人は楽して子どもは満足、とっておきの手抜き遊び第2段!
第1段はコチラ
子育てのイライラも解消!現役保育士が教える疲れ知らずの手抜き遊び!①
をご紹介しています!よろしければ、ご一読いただけると幸いです^^
大人は座っているだけ!子育てで疲れていてもイライラしない、手抜き遊びの方法
今回は、大人は座ってちょっと手を使うだけの運動遊びをご紹介します。
以前ご紹介した「大人は寝るだけ」の遊びよりは多少コツがいります。
ですが、その分子どもの楽しみは格段にあがります!
是非、コツをつかんで試してみてください!
では、遊びの手順を説明します。
まず、大人は低めの椅子やソファに座って下さい。
そして、子どもと向かい合う形で膝に座らせます。
子どもは脚を開いて、大人の膝にまたがる感じですね。
できたら、子どもはそのまま後ろに背中を反らせていきます。
(フィギュアスケートで話題になった”イナバウアー”的な感じです 笑)
グ~っと背中が伸びて、そのまま床に手をつきます。
手をついたら、後はそのまま脚を上げて
向こう側にクルっと一回転、床に立ちます。
この時、子どもの腰を持って補助してあげてください。
文章を読んでイメージすると幼児さん向けかな?と思うかもしれませんが、
実はこれ、1歳の誕生日を迎えたくらいからできます。
(むしろそれくらいからこの遊びを続けることで、しなやかで柔軟な身体が育ちます。)
多少のコツというのがこのポイントで、
子どもの力量に合わせて補助の度合いが変わってきます。
では補助の度合いの目安を・・・
1、始めてする or 1歳~1歳半の赤ちゃん
まずは完全補助で、子どもの腕にほとんど力がかからないくらいからスタート。
身体が反ったときに手をつこうして、と手が出るかを確認するレベルです。
子どもの手が出たら、自分の手の親指が下になるように腰を持って、
向こう側に脚が上がるように補助してあげてください。
2、ある程度慣れてきたら
回数を重ねると、子どもは自分で自分の身体がどう動いているのか、感覚的にわかってきます。
手をつく→脚を上げるの動作が自分でできるようになったら、
脚を上げるところまで自分で。大人は補助はしません。
脚を上げ始めたら、子どもの腕の力に合わせて、腰を支えてあげましょう。
あくまでも”自分で脚を上げる”ことが大切です。
子どもは「自分でできている」感を感じられ、楽しさに繋がります。
3、もう余裕!になったら
ほぼ2と同じ補助です。
脚を上げるところまで自分で。大人は補助はしません。
ただし、余裕が出てきたときこそ怪我に注意!
回るときに、横に倒れない程度には腰を支えてあげましょう。
4、プラスαの楽しみ方
大人の膝に座るときに、脇の下に手を入れて持ち上げるのではなく、
大人の親指を握らせてあげてください。
自分の力でぶら下がれるなら、ぶら下がったまま、膝の上まで持ち上げてあげましょう。
(自分の力で何かに掴まって身体を支えるのって、実はとっても大切な力なんです)
お分かりいただけたでしょうか?
遊びの間、大人は座って子どもの腰を支えるだけ。
「4、プラスαの楽しみ方」を実践しても、座ったままです。
どうです?楽でしょう!?
子どもの身体の発達には効果テキメン!
この遊びで「しなやかで柔軟な身体が育つ」と言いましたが、
具体的にはどうなるのか。
まず背中を伸ばす動作の時に子どもは脱力します。
この脱力というのは、怪我をしにくい身体に繋がります。
子どもが運動をしていて大きな怪我をするときは、大抵、無駄な力が入っていて身体が固いとき。
身体の固さは怪我のもとなんです。
転びそうになったとき
落ちそうになったとき
無駄な力が入らなければバランスをとってもちなおしたり、
上手に受け身をとれるようになります。
また、地面に手をついて身体を支える動作。
地面に手をつく=転んだときや落ちたときに手が出るということ。
ここ数年、特に転んだ時に手が出ず、
顔を怪我する子どもが増えています。
手が出ないということは、
転んだだけで鼻を骨折したり歯が折れたり・・・。
また、自分の腕の力で身体を支えられなければ、
受け身をとった時に骨折に繋がりますよね。
「手が出る」「身体を支えられる」力は、非常に大切です。
まとめ
疲れたときは無理せず、上手に手抜きしながら、
それでも子どもを楽しませられると、子育ても楽しくなりますよ♪