首里城の火事について。火事の原因と対策。ユネスコ登録なのに‥

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首里城の火事について。火事の原因と対策。ユネスコ登録なのに‥

先日首里城が燃えてしまいました。

朝のニュースを見て何が起こっている?

目を疑いました。

ニュースで見たお城は炎に包まれていて

あの朱色のイメージはなくただただ燃えていくのを

じっと見ていました。

そして沖縄の象徴だった首里城は燃えて崩れ落ちてしまいました。

何年か前に慰安旅行で訪れた場所。

来年には沖縄に行こうかと家族で話をしていて

娘にも見せたいと思っていたところでした。

私が個人的にもうあの朱色のお城は見られなくなるのは

とても残念だと思っていますが

沖縄に人たちにとったら首里城は沖縄の象徴。

どんなにつらいかと思いました。

この首里城は沖縄が本土に返還されたときに

復元されたものなので私的には平和になった象徴なのだと思っています

ここには貴重な資料もたくさんあったということですが

そういうものも全部焼けてしまったというのは本当に残念です。

「首里城」火事の原因と対策。重要文化財ではなかった!?

火事の原因はおそらく正殿の1階の北側にあった

分電盤ではないかといわれています。

警備員の話から1階の北の窓から煙が

激しかったということから正殿の1階の北側が火元だと

ほぼ断定されているとのこと。

ただまだ確定ではなくこれからも検証を続けるということです。

今回の火事の広がりの原因のひとつとして首里城の正殿や北殿は

消火設備の設置が義務付けられている重要文化財ではなかったという事と

劇場やホテルとは違うので消防法の規制からも外れていた事。

どの方面からも防火対策方法から漏れていた事になるのです。

しかも木造建築にもかかわらずスプリンクラーの設置がなかった

ということも火災が広がった原因かもしれないですね。

えー?!国の文化財ではないんですか?

ユネスコに登録されているのに?驚きですね。

そして消火活動に関していえば当日消防車30台隊員100人が

消火活動していたということですが

手がつけられない状態だったということでした。

火元であろう正殿からの放射熱で非常に高温で消防隊が

一時近づけない状態だったといいます。

その放射熱によって北殿や南殿につぎつぎに延焼し

さらに北東から吹いた風も拡大した原因のひとつだったそうです。

正殿の前には放水中が設置されていたということですが

それは使用されていなかったということや建物の周囲には

ドレンチャーという噴水状の消火設備もあるが作動したかどうか

わからないといいます。

しかも復元された建物にはスプリンクラーの設置は義務付けられていなかったそうです。

しかもたくさんの消防隊がいたにもかかわらず

消火できなかった原因として首里城は高台にあり

消防者が近づくルートが限られていてホースを延長して消火した。

首里城はお城ということで当たり前ですが敵から攻めにくく造られています

ホースを延長したことで水圧が変ってしまったという事です。

別に消防の人に批判ではありません。

しかも首里城の外壁のつくりが漆で塗装されているということ。

この漆の特徴として樹脂であるため発熱量が大きく水をはじいてしまうという事。

消防隊の人の話で放射熱がすごかったという話もありますし

かなりの熱量だったのでは?

こうしたいろいろな状況が重なり首里城は

燃えてしまったということなのですね。

ただし粒子増の収蔵品の約1500点のうち

耐火性収蔵庫に保管していた収蔵品約1100点は焼失していなかったということと

犠牲者が独りもいなかったことは不幸中の幸いでした

まとめ

今回の首里城の火事は世界的にもとても衝撃があったようです。

私もニュースを見て唖然としてしまいました

消防隊の人は消火活動をしていても燃え広がっていくことが

悔しかったでしょうしつらかったと思います。

沖縄の人にとったら長い植民地からやっと本土復帰したときの象徴が

この首里城だったのではないかと思うと涙が出たというのは

とてもよくわかります。

一日も早く首里城が復刻される事を心から祈るばかりです。